「日本人は L と R が苦手」——これはよく知られた話ですが、実は氷山の一角です。日本語と英語では音のセットが大きく違うので、つまずきポイントは39音それぞれにあります。この記事では、どの音が本当に「通じやすさ」に効くのかを研究ベースで整理してから、39音ぜんぶのつまずきポイントを一覧にしました。
音の取り違えのダメージは、音によって大きく違います。取り違えると別の単語になってしまうペアが多い音ほど、誤解に直結する——この考え方が「機能負荷」です(Catford 1987)。日本人学習者にとって特にダメージが大きいのは、この4組です。
逆に、悪名高い /θ/(th)は機能負荷が最低クラス(θ–ð で 1/100)。国際英語の発音基準では「なくても通じる音」に分類されることさえあります。「有名な苦手」と「直すと効く苦手」は別物——練習時間は効く音に使いましょう。
日本語話者がやりがちなミスを、39音すべてについて1行ずつ挙げました。「あ、これ自分だ」と思った音が、あなたの練習リストの先頭です。音をタップすると、その音の断面模型に飛べます。
リストの全部を直す必要はありません。上の優先ペア4組(/r/-/l/・/æ/-/ʌ/・/s/-/ʃ/・/b/-/v/)から1音選んで、断面模型で舌の位置を見てから、鏡の前で3分。それだけで「耳だけの練習」とはまったく違う手応えがあるはずです。